覚悟さえあれば働きながらでも大学院に進学して税理士試験免除の論文を作れます。
社会人に配慮したカリキュラムの大学院が増えてきた
大学院進学というと、平日昼間に勉強するため仕事を辞めなければいけないイメージがありますが、最近は社会人向けに平日夜間や土日授業で対応しているところもあります。税理士試験免除を受けることができる大学院でもこのような社会人向けの対応をしているところがあります。
平日夜間と土日授業だと、平日は18時から20時、土日は終日授業というところが多いようです。これなら平日は仕事をできますし、仕事を続けながらでも大学院に進学できる考える人は多いのではないでしょうか。
ただ、現実は甘くなくて、結構大変です。平日夜間と土日なので、仕事を続けながらでも通学できますが、やはり仕事に影響はあります。残業、休日出勤ができませんからね。効率よく2年間仕事をしながら勉強するのは結構ハードで、職場の理解がなければ続けられません。税理士事務所勤務の場合、学期末試験が確定申告とかぶりますし、同時に税理士試験も受験しているのであれば模擬試験ともかぶります。こうなると大学院の試験を疎かにしがちですが、国税庁の論文審査の時に大学院での成績証明書を添付しなければいけないので、ただ単位取れば良いのではなく、できる限り良い成績で単位を修得しなければいけません。そうなると学期末試験はある程度勉強しなければいけませんが、大学院の勉強に集中すると仕事に影響が出ます。確定申告でミスしたら大変ですからね。結局は税理士試験が一番後回しになってしまいます。
大学院は2年間なので、この山場を2回乗り越えなければいけません。
仕事をしながら大学院進学は可能ですが、相当の覚悟が必要で、必ず職場に許可を取りましょう。そうでなければ留年、最悪の場合は中退の恐れもあります。留年中退を職場に知られたら恰好悪いですよ。