科目合格前でも入学できる!科目合格0で進学している人もいる!


税理士試験免除のために大学院進学を考えている人が気になることのひとつに「税理士試験の科目合格前であっても大学院に行っても問題ないのか」ということがあると思います。答えは「大丈夫!問題ありません!」

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科目合格は国税庁に論文審査を出す段階

税理士試験の認定合格で科目合格の有無が問題になるのは国税庁に論文審査を出す段階です。論文審査の時に科目合格していれば良いのであって、大学院の入学卒業の時に科目合格をしていなければいけないというわけではありません。そもそも大学院の入学・卒業と税理士試験とは全く関係がありません。大学院で研究した成果(修士論文)を国税庁が審査して税理士試験の科目合格に相当すると判断されれば税理士試験の合格と認定するという制度です。

実際に科目合格前に大学院に進学している人も多くいますし、1科目も合格していないのに大学院に2回行った人も知っています(この人は科目合格できなかったらどうするのかな。時間と労力だけでなく、学費が勿体ない…)。理想は、科目合格をした後に進学するべきでしょうが、タイミングもありますしね。科目合格後まで待った結果、また税理士法の改正があって免除条件が厳しくなった…という事になるかもしれませんしね。そういうリスクを考えると早めに大学院に進学する方が良いかもしれません。

大学院卒業と科目合格の間があいても論文審査に影響はほとんど無い!

税理士試験科目合格前に大学院に進学してすぐに科目合格できれば良いですが、長期間かかってしまう人もいると思います。大学院卒業から税理士試験科目合格の間があくと、国税庁の論文審査に影響があるのでは!?と思うかもしれませんが、これについては問題ありません。何故かというと、国税庁の論文審査では、大学院で研究した成果(論文)を審査されるのであって、これが10年以上前のものであっても当時の税法などに基づいて作成されており、かつ、審査基準を満たしているのであれば合格できます。ただし、全くノーリスクというわけではなくて、指導教授によっては高齢の人もいますし、万が一論文審査で疑義が見つかり釈明の機会が設けられた時に指導教授のフォローが少ない(引き継ぎの教授がいるが詳しい事情は知らない)ので、審査が遅くなるほどリスクがあります。まぁ、学生の時に真面目に指導教授のアドバイスを聞いて論文をつくれば、そもそも論文審査で疑義を抱かれないと思いますけどね。


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