税理士試験と大学院免除の解説

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税理士試験免除のために大学院に進学しようか考えている人が最初に思うのが「大学院の入試に合格できるのだろうか？」ということではないでしょうか。

大学院を選ばなければ合格できる！

税理士試験免除のための大学院の合格率についてですが、端的に言えば、大学院の名前を選ばなければ合格するのは難しくありません。平成14年4月以降に大学院に進学した人から税理士試験の「一部」科目免除になった事もあって、税理士試験免除目的の大学院進学者数が減ってきています。平成13年3月以前は全科目免除でしたからね。全科目免除と一部科目免除では全く価値が違います。特に会計科目については、簿財の1科目免除のために高い学費と労力を払うことに躊躇う人は多いのではないでしょうか。大学院によっては定員割れしているところもあるほどです。そいういったこともあって以前に比べると大学院の入試が易しくなっているようです。

ただし、どの大学院でも簡単か？というとそうではなくて、一流大学の大学院は依然として合格するのは難しいようです。一流大学の大学院は税理士試験免除のためというよりも、受験生の多くが純粋にその学問を勉強したい人が受験していて、そういう人と受験競争をしなければいけません。それに一流大学の大学院の指導教授によっては「税理士試験免除希望者は合格させない！」「卒業しても税理士試験免除申請はさせない！」という人もいます。授業の気持ちの入れ方が、税理士試験免除希望者とそれ以外の純粋な学問研究生と違って、授業の和を乱すというのがその理由だそうです。

学校名にこだわりがないのであれば合格するのは難しくないですが、念のため何校か受験した方が良いと思います。なお、不合格になることも考えて大学院受験は早めにするべきです。年明けからだと焦りますよ。

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