三流大学(Fラン)の大学院だと税理士試験免除が難しいという話を聞いたことはありませんか?
大学の偏差値と大学院の税理士試験の免除実績は違う
三流大学の大学院だと税理士試験免除が難しいのでは?という噂がありますが、大学院のレベルが免除申請でそれほど大きな差になるとは聞いたことがありません。一流大学大学院には優秀な学生が多いかもしれませんが、そのような大学院には税理士試験免除目的で進学している人が少なく、大学院としても免除実績が高くありません。大学院は学問を研究する場であって、税理士を養成する場所では無い事を考えると、指導教授も税理士試験免除目的の生徒を教えるのは気持ち良いものではないと思います。免除目的の学生の多くは大学院に通いながら仕事をしていたり、税理士試験を受験していたり、大学院の学問の研究に専念している人は多くないですからね。教える側からすると、純粋に学問を学びたいと思っている人に教えたいのであって、取りあえず単位を欲しいという人を教えるのは気分が良いものではありません。あなたならそのような学生に親身になって論文指導をしようと思いますか?教授も人間です。真面目に学問を学びにくる学生が多い大学院に1人免除目的の学生がいれば浮く存在になるのは必至です。
これに対して、免除実績がある大学院であれば、在学生の多くが税理士試験免除目的です。大学院も教授に税理士試験免除をサポートするように指示しているため熱心に指導してくれます。大学院は免除実績の有無で翌年以降の学生の数に影響するので必死です。免除申請で不合格になった学生が多い場合は指導教授に何らかのペナルティが課せられるはずです。また、免除申請の実績が多い大学院では、どのような論文が合格しやすいか、どのような論文が指摘されやすいか等、役立つ情報を提供してくれます。
なお、実際に大学院や指導教授によって免除申請で差がありますが、このようにマークされる大学院・指導教授には理由があります(詳しくはこちらの記事から)。