税理士試験免除の要件を満たす通信制の大学院があります。
通信制の大学院にはメリットデメリットがある。
大学院といえば通学するのが一般的ですが、通信制の大学院もあります。さらに税理士試験免除の要件を満たす大学院もあるようです。ただし、全てを通信だけで卒業できるわけではなく、何回かスクーリング(学校に通学する)しなければいけません。スクーリングは大学院側が強制するものと学生が自発的にするものがあります。
大学院が強制するものは、教育カリキュラムに組み込まれているためで、通信制での大学院を認める要件になっているものと思われます。
学生が自発的にするものは、修士論文の指導・チェックのためです。税理士試験免除のために大学院に進学する人の最大の目的は税理士試験免除です。税理士試験免除のためには不備のない修士論文を作成しなければいけません。論文がうまく書けない場合など、指導教授に論文を見てもらいたい人、アドバイスを欲しい人はスクーリングするようです。大学院が遠方の場合、旅費交通費、宿泊費など結構お金が必用です。
通信制の大学院は自由で一見すると良いように思えますが、論文作成では不利になります。自分で積極的に動かなければ全く情報が入らないですからね。仕事などで通学するのが難しい人には良いかもしれませんが、税理士試験免除のために大学院に進学する人の最大の目的は税理士試験免除、つまり、認定合格のための論文作成です。論文審査で不合格になってしまったら何のために大学院に進学したのか…。そうならないためにも不安がある人にはオススメしません。