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税理士試験免除組は顧問先から信用されないというのは本当か?
税理士試験を受験していると大学院による税理士試験科目免除について様々な噂を耳にします。税理士事務所・税理士法人で働いていると尚更です。その噂のひとつに「税理士試験免除組は顧問先から信用されない」というものがあります。
顧問先からの信用度は試験組・免除組で違いは無い!
顧問先からの信用度の違いは試験組か免除組かによって違いはありません。そもそも顧問先はその税理士が試験組か免除組かといったことはわかりませんし、極端な話、そのようなことに興味がある人に私は出会ったことがありません。
顧問先からの信頼を得られないということは、試験組かどうかというよりも他に原因があるはずです。話し方が下手、提案力がない、過去に大きな失敗をした、小さなミスが続く、対応が遅い…などにより顧問先から信頼されていないのです。税理士の信用度というのは、試験組か免除組かというよりもビジネスマンとしての能力によって違ってきます。
顧問先からの信用を失うきっかけとして多いのが、「質問されたことに答えられない」「答えた内容が間違っていた」というものがありますが、これは税理士本人の基本的なビジネス上の能力の問題です。顧問先からの質問の多くは少し調べたらわかる事ばかりですし、試験組だからといって、全ての税法の質問にすぐに答えられるわけではありません。わからない質問をされたときにどのように対応するべきなのかというのはビジネスマンとしての基本であって試験組だけに身に付く能力ではないはずです。つまり、顧問先からの信用度の違いに試験組か免除組かで差があるわけがないのです。