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税理士試験免除の論文審査の合格率
税理士試験の一部科目免除のために国税庁の論文審査の合格率について。
論文審査の合格率は公表していないが90%以上が合格している
税理士試験免除のために大学院に進学して修士論文を作成し国税庁の論文審査に出した場合の合格率は公表されていませんが、色々な人の話を聞くと90%以上の人が認定合格しているようです。税理士試験の合格率が各科目平均10%という事を考えると90%の合格率は明らかに高いですが、免除論文の作成は一朝一夕でできないことを考えると、私は妥当な合格率だと思います。というのも、論文審査を受けるまでに、まずは大学院の入試に合格しなければいけませんし、大学院合格後は授業を受け学内試験に合格し、さらに大学院の論文審査に合格するための論文を作成しなければいけません。さらに学費も必要です。論文作成は大学院や指導教授によって求められるレベルに違いがありますが、大学の卒論とは比較にならないほど時間と労力を要するようです。このように単純に「合格率90%」と聞くと簡単そうに思えますが、そこに至るまでの過程で相当な苦労があります。
さらに上記のような苦労をして作成した論文であっても国税庁の論文審査で不合格になる人がいます。不合格になった人の理由を聞くと「まぁ仕方ないな」と思えるものが殆どですが、こうやって不合格なるリスクがある以上、ほとんどの受験生が大学院で相当の時間と労力をかけて論文を作成をしています。万が一にでも不合格になったら2年間の時間と学費が全くの無駄になりますからね。
もちろん税理士試験を受験する場合であっても真面目に1年間勉強しなければ合格できないので大学院進学者が特別大変というわけではなく条件としては同じです。論文作成のための努力をするのか、税理士試験科目の受験勉強で努力をするのか、その違いです。まぁ、合格の見込みが高いのは大学院ですけどね。