税理士試験の勉強プランがTACに掲載されています。受験予備校が作ったプランなので経験者から言わせると「本当?」と思いますが、まぁ参考にはなると思います。
TACの税理士試験受験プランと勉強時間
- 簿記論:450時間
- 財務諸表論:450時間
- 法人税法:600時間
- 所得税法:600時間
TACの表だと税理士試験に合格するための勉強時間がこのようになっていますが、本当にこの勉強時間で合格できるのか私は???です。実際に私の周りの合格者の殆どがこれに書かれた以上の勉強をしてきたはずですし、予備校の営業用の勉強時間ですね。よほど優秀な人ならこの勉強時間でも合格できるかもしれませんが、私のような凡人はこれに1.5倍くらいが実際の勉強時間だと思います。
受験プランは一般的で悪くはありません。たまに法人税法や所得税法から始める人がいますが、特別な理由が無い限り私は簿記論や財務諸表論から始める方が良いと思います。なぜ簿財から始める方が良いかは、また別の機会に詳しく書きますが、簿記論・財務諸表論は税理士試験の登竜門と言われる科目で、合格率は毎年税法よりも高くなっています。さらに、税理士試験は上位10%くらいの人が合格する相対評価の試験で、受験生のレベルが低い科目ほど合格しやすいと言われています。受験生のレベルが低い科目とはどういう科目かというと、税理士試験初学者が多い科目…つまり、簿記論と財務諸表論です。合格率が高いうえに、受験生のレベルが低いから簿記論と財務諸表論は税理士試験の登竜門と言われているのです。