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大学院に進学すれば全員が自動的に税理士試験を免除できるわけではない
大学院に進学すれば全員が自動的に税理士試験を免除されるわけではありません。
大学院による税理士試験の認定合格には一定の条件がある!
大学院に行けば税理士試験が免除されると思っている人が多いようですが、実際には①一定の要件を満たす大学院に進学して、②所定の成績を修め、③修士論文が国税庁の審査に合格することによって税理士試験の免除認定の通知を受けることができます。つまり、大学院に進学したからといって税理士試験が免除されるわけではありません。大学院で論文が書けずに留年、中退する人もいます(僅かだがいる)し、論文審査で不合格になる人もいます(毎年いる)。
その中でも一番悲惨なのが論文審査で不合格になる場合です。大学院に進学すれば、学費が約200万円、在学期間が2年です。不合格になったからといってお金は返ってきません。まぁ、お金は稼げばいいですが、費やした2年間は返ってきません。本当に勿体ないです。論文審査で不合格になる人の原因を聞くと「まぁ仕方ないか」と思うものもありますが、なぜ指導教授がそれを見過ごしたのだろう、とも思います。
いずれにしても大学院に進学すれば100%税理士試験免除というわけではなく、一定の人は毎年不合格になっています。実際に論文審査で不合格になる人もいれば、大学院で挫折する人もいます。