税理士試験の受験生にとって電卓選びはとても大切で、単に電卓といっても、その種類は豊富でメーカーによって電卓のキー等が違いますし、電卓によっては税理士試験では使えないものがあります。
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税理士試験で使える電卓と使えない電卓
税理士試験で使える電卓について、税理士試験案内に記載があります。
税理士試験の試験案内に電卓の記載があります
下記は2019年度税理士試験の試験案内です。
色々と書いていますがまとめると次の通りです。
- スマホやタブレット端末の電卓はダメ。
- コンセント式の電卓はダメ。
- 音が出る電卓はダメ。
- 数字の液晶部分が傾きすぎる電卓はダメ。
- 大きすぎる電卓はダメ。
- 演算機能がある電卓はダメ。
スマホやタブレット端末の電卓はダメ
当然ですが、税理士試験中にスマホやタブレットの使用は禁止なので、これらの電卓機能も使えません。
数年前に国立大学の入学試験でスマホか何かの端末で不正行為がありましたが、最近ではこういった端末が小型化しており、試験委員も目を光らせています。
税理士試験受験生の中にスマホやタブレット端末の電卓で勉強している人はいないと思いますけど…。
コンセント式の電卓はダメ
最近は滅多に見かけませんが、昔はコンセントタイプの電卓があったみたいです。税理士試験会場に持ち込めるのは電池や太陽電池など電源内蔵式の電卓になっています。税理士試験会場でコンセントは使えないですしね。
音が出る電卓はダメ
電卓によっては数字を復唱するものや、音が出る電卓がありますが、税理士試験会場にはこういった電卓は持ち込めません。
音や音階が周りの人に迷惑をかけるというだけではなく、近くにいる知り合いに答えを伝達する手段になりえるため禁止されています。
数字の液晶部分が傾きすぎる電卓はダメ
税理士試験案内には電卓の液晶の角度はおおむね水平であること、と書いてあります。電卓の液晶部分が左右や手前に傾けることができると、近くの知り合いに答えを伝達することができてしまうため禁止されています。
大きすぎる電卓はダメ
税理士試験案内には電卓のサイズがおおむね26センチメ-トル×18センチメ-トルを超えないものとなっています。このサイズはB5用紙くらいですが、この大きさの電卓って…普段持ち運び難いですよね。
税理士試験会場の机は広くないのでそういった意味でサイズ指定があるのだと思います。
演算機能がある電卓はダメ
あらかじめ計算式を入れることができる電卓が売っていますが、税理士試験ではこういった電卓の使用は禁止されています。
もし税理士試験で使用を禁止されている電卓を使った場合はどうなるのか
税理士試験で使用を禁止されている電卓を使用して、不正行為であると認定されてしまうと次のような処分が科される恐れがあります。
- 不正受験をした者又はしようとした者に対して、試験の停止又は合格の取消し
- 1.の処分を受けた者に対して、3年以内の期間を定めての受験禁止
税理士試験で使える電卓
このように税理士試験会場では使用できない電卓を使い、不正行為であると認定されてしまった場合の事を考えると「一体どの電卓だったら大丈夫なのか?」と心配になってしまいますよね。
そこで税理士試験で使える人気の電卓をまとめていて、適時更新しているので電卓選びの参考にして下さい。
税理士試験で使いやすい電卓アンケート
税理士試験で使いやすい電卓メーカーのアンケートです。
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