税理士試験はどのくらい難しいか


税理士試験は難易度が高い資格と言われていますが、実際にどのくらい難しいのか、難易度が高いのかについて、税理士試験の試験内容や合格率や平均受験年数などから税理士試験の難易度について説明します。

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税理士試験は5科目に合格しなければいけない!

税理士試験は全部で下記11科目あり、そのうち5科目に合格しなければいけません。

税理士試験科目一覧

  1. 簿記論(必須科目)
  2. 財務諸表論(必須科目)
  3. 法人税法(選択必須科目)
  4. 所得税法(選択必須科目)
  5. 相続税法
  6. 消費税法
  7. 酒税法
  8. 固定資産税
  9. 国税徴収法
  10. 事業税
  11. 住民税

なお、税理士試験は5科目で合格といっても、どの科目でもいいわけではなく、必須科目・選択必須科目というものがあります。必須科目とは簿記論と財務諸表論で、これらは絶対に合格しなければいけません。選択必須科目は法人税法と所得税法で、いずれか1科目に合格しなければいけません。

税理士試験の合格率は1科目あたり10%。難易度は高い!

税理士試験は5科目に合格しなければいけませんが、1科目あたりの合格率は科目ごとに多少の違いがあるとはいえ、大体10%前後で推移しています。ちなみに合格率が10%前後と言うと「日商簿記2級より少し難易度が高いくらいかな」と思うかもしれませんが、他の資格試験と税理士試験の合格率を比較しても難易度予測には全く参考にはなりません。どいういうことかというと、合格率というのは「合格者数÷受験者数」で算出しますが、受験者数のレベルが難易度に大きく影響します。もし大人が小学1年生の合格率10%の試験を受験しても、大人にとってはその試験の難易度は小学1年生と同じに感じませんよね。それと同じで、税理士試験の合格率10%と他試験の合格率10%は難易度は違います。

税理士試験の受験生の多くは、試験合格に向けて大原やTACといった受験予備校で1年間必死に勉強していて、1年間のほぼ全てを税理士試験に注いでいます。その受験生の中の上位10%しか合格しないのが税理士試験で、さらにこの試験を5科目も合格しなければいけないのです。

税理士試験の平均受験年数は8年

税理士試験に5科目合格するまでの受験年数は公表されていませんが、大体8年と言われています。大原やTACといった受験予備校のパンフレットで2年合格の人が取り上げられているのを見た人からすると驚くかもしれませんが、実際は平均8年だと言われています。もちろん2年で合格する人もいますが、このような人は稀で、だからこそ短期合格できた人が受験予備校のパンフレットなどで特集されるのです。税理士試験合格者の多くが5年以上(10年以上も大勢いる)かかっており、その受験期間は死に物狂いで勉強しています。

平均8年ですからね。2年で合格する人もいることを考えると実際には10年以上の人が相当数いるはずです。

なお、税理士試験受験科目の中で最も難易度が高いとされる法人税法や所得税法の受験生の中にはその1科目に合格するのに5年以上かかっている人も珍しくはありません。税理士試験の難易度が高い!と言われる理由のひとつが法人税法・所得税法の壁だと言われています。

税理士試験受験生の多くが途中で挫折している。

税理士法人や税理士事務所などで働くとわかると思いますが、税理士試験に複数科目合格しているのに受験を諦めた人が結構いて、中には4科目に合格したのに諦めた人もいます。「えぇ、勿体ない…」と思うかもしれませんが、受験したらわかると思いますが、受験勉強は本当に辛く長い道のりなのです。

簿記論と財務諸表論は比較的難易度がやさしい。

税理士試験は難易度が高い試験ですが、その中でも簿記論と財務諸表論の会計科目は比較的難易度が低いと言われています。理由はまた別のところで書きますが、簿記論と財務諸表論は難易度が低いという事もあって、それなりに必死に勉強すれば合格できると思います。よく「簿記論と財務諸表論は税理士試験を受験するための登竜門だ」とも言われています。どういう事かというと、簿記論と財務諸表論に合格できなければ、より難易度が高い法人税法や所得税法に合格できはずがないという事だと思います。

簿記論と財務諸表論の難易度をベースに考えると税法科目で圧倒される。

税理士試験において、簿財の会計科目と税法科目の難易度は大きな差があります。実際に簿記論と財務諸表論に合格したものの、税法科目で躓いてそれっきり…という人が結構います。たまに税法科目に合格して会計科目で躓く人がいますが、これは極少数で、実際は多くの人が税法科目で躓いています。簿記論と財務諸表論に合格して「何だ、税理士試験って結構簡単♪もしかしてすぐに5科目合格できるかも!?」と思う人って結構多くいます。

税理士試験の新規受験者数と挫折者数は同じくらい!?

これは完全な私の推測ですが、税理士試験の新規受験者数と挫折者数はそれほど変わらないのではないでしょうか。税理士試験の合格率が約10%ということは90%の人が不合格になるわけです。毎年「税理士試験を初めて受験する」という人が一定数いるにもかかわらず、毎年税理士試験の受験者数は増えていません。むしろ近年は減少傾向にあるということを考えると、途中で挫折している受験者数が相当数いるという事がわかると思います。

何度も不合格になると挫折したくなるんですよ。1年間必死に勉強したのに…ってね。

税理士試験の平均受験年数は8年と言われていますが8年で合格できたら良い方で、受験生の多くが途中で挫折して受験からドロップアウトしています。

税理士試験は難易度が高い試験だが合格できる!

税理士試験は科目合格制

税理士試験は科目合格制になっており、科目合格の有効期限がありません。税理士試験は難易度が高い試験ではありますが、辛抱強く勉強し続ければいつかは合格できる試験です。1年や2年といった短期合格は難しいかもしれませんが、ある程度受験勉強する覚悟と忍耐力があればいつかは合格できるはずです。

本気で合格したいなら受験予備校に通う。

税理士試験は難易度が高い試験です。独学で合格できないというわけではありませんが、本気で合格したいのであれば大原やTACなどの受験予備校で勉強するべきです。後日、他のページで詳しく書きますが、税理士試験は多くの受験生が大原やTACといった受験予備校に通って1年間必死に勉強してきた人の中の上位10%が合格する難易度が高い試験です。独学で合格するのは本当に難しいと思います。

税理士試験は忍耐と根性が大切

税理士試験は本当に忍耐と根性です。受験予備校に通って1年間必死に勉強しても合格できない事は珍しくなく、必死に勉強した分だけ不合格になった時の喪失感は大きくなります。とはいえ、ここで挫折してしまえば税理士試験に合格はできません。このような時にも「なにくそ!来年こそは!」と思える忍耐と根性が必要です。

税理士試験に合格した人の多くが何回も挫折を経験しています。

大切なのは、税理士試験は難易度が高い試験ではあるものの、一生懸命勉強し続けていればいつかは合格できる試験だということです。


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